【実は安い】シロアリ予防対策の費用を抑える７つの方法とは？

2025年9月23日
費用

「シロアリ予防は必要だけど、費用が高そう…」

そう思って、漠然とした不安を抱えたまま、対策を後回しにしていませんか？
シロアリ対策は「高額な工事」というイメージが定着していますが、実はその多くは誤解です。

シロアリ予防は、費用を抑えて、大切な住まいを長持ちさせるための最も賢い投資です。

この記事では、まず「シロアリ対策＝高額」というイメージの真実を明らかにし、
その後、費用を抑えながら確実なシロアリ予防を行うための7つの方法を徹底解説します。
そして、費用を安くする上で知っておくべきリスクや、安心できる業者選びのポイントまで、あなたの疑問をすべて解決します。

シロアリの不安から解放され、安心して暮らせる家を手に入れるための第一歩を、今すぐ踏み出しましょう。

1 シロアリ予防対策は本当に高額？費用相場の真実
2 【7つの方法】シロアリ予防対策の費用を抑える賢い選択
3 【必読】費用を抑える上で知っておくべき3つのリスク
4 シロアリ予防の正しい進め方：プロに頼む際の安心ポイント
- 4.1 信頼できる業者の見つけ方
- 4.2 シロアリ予防の作業内容と流れ
5 まとめ：安価で確実なシロアリ予防で、安心できる暮らしを

シロアリ予防対策は本当に高額？費用相場の真実

シロアリの怖さがわかる動画

木材がどれほど弱くなってしまうかが良くわかります。
特にからの被害実態や、被害材のモロさは必見。

公益社団法人日本しろあり対策協会が制作した4分動画です。

なぜ「シロアリ対策＝高額」というイメージが定着したのか？

多くの人が「シロアリ対策は高額」というイメージを持つのは、主に以下の理由が考えられます。

駆除と予防の混同: シロアリ対策には、被害が出ていない家に行う「予防」と、すでに被害が出た家に行う「駆除」があります。
しかし、多くの人はこの違いを意識しておらず、被害が進行してからの高額な駆除・修繕費用と、被害がない場合の予防費用を混同して考えてしまいがちです。
悪質業者による高額請求の事例: 残念ながら、過去には悪質な業者が不当に高い費用を請求したり、不要な工事を勧めたりする事例がありました。
このようなトラブルの印象が強く残り、業界全体のイメージを悪くしている側面があります。
費用が不透明な場所での作業: シロアリ対策は、普段目に見えない床下での作業が中心です。
そのため、何にどれだけの費用がかかるのかが分かりにくく、またシロアリ対策の費用が出回っていないこともあり、不安から「高額なのでは？」というイメージが定着してしまいました。
これらの理由から、多くの人がシロアリ対策の費用に対して、実際よりも高いイメージを持っているのが現状です。

シロアリ予防の適正価格：実は想像よりも安価な理由

シロアリ対策は「高額」というイメージが定着していますが、実はシロアリ予防の費用は、多くの方が想像するよりもずっと安価です。

予防費用と駆除費用の違い: 被害がまだ出ていない家での予防作業は、シロアリを寄せ付けないバリアを作るのが主な目的です。
駆除のように被害箇所を特定したり、木材の交換をしたりする大がかりな工事は不要なため、費用は安く抑えられます。
薬剤や施工技術の進化: シロアリ対策の薬剤や工法は日々進化しており、安全性や効果が向上しつつ、コストは下がってきています。
これにより、以前よりも安価で確実な予防が可能になっています。

一般的な戸建て住宅（30～40坪程度）のシロアリ予防の費用相場は、10万～20万円ほどです。
弊社にお問い合わせいただく方の多くが50万円くらいかな？と思われており、相場価格の説明をすると非常に驚かれます。
もちろん、10万円～20万円というのも決して無視できない金額ですが、「放置した場合のリスク」を考えれば、非常に費用対効果の高い投資と言えるでしょう。

費用対効果の真実：将来の出費と予防費用を比較

シロアリ予防の費用を「もったいない」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、シロアリ被害を放置することで発生する将来の出費と比べると、予防費用は圧倒的に安価です。

シロアリ被害が進行すると、駆除費用だけでなく、食害された木材の交換や大規模な修繕が必要となり、数百万円単位の費用がかかることも珍しくありません。
つまり、予防費用を惜しんだばかりに、後から何十倍もの費用を支払うことになるリスクがあるのです。

シロアリ予防は、「小さな出費で大きな被害を防ぐ」という費用対効果の観点から、非常に合理的です。
これは、家という大切な資産を守るための、賢い先行投資なのです。

【7つの方法】シロアリ予防対策の費用を抑える賢い選択

方法1：被害が出る前に「予防」を行う

方法: 新築時の保証期間（一般的に5年）が切れる前に、予防を目的とした対策を行います。
効果: 既に被害が進行している場合（駆除）よりも、予防の方が費用は安く済みます。
注意点: 費用を抑えるために安易な業者を選ぶと、施工不良で数年後に被害が発覚するケースもあります。

方法2：複数の業者から相見積もりを取る

方法: 2〜3社以上の専門業者に現地調査と見積もりを依頼します。
効果: 複数の見積もりを比較することで、相場を把握でき、不当な高額請求を避けられます。
業者間の競争原理が働き、価格交渉の材料にもなります。
注意点: 価格だけで選ばず、施工内容（薬剤の種類、施工範囲、保証期間など）や担当者の対応の丁寧さも比較しましょう。

方法3：自社施工の業者を選ぶ

方法:営業だけ行っている業者ではなく、自社で施工まで一貫して行う業者に依頼します。
効果:ハウスメーカーや大手リフォーム会社は、下請けの業者に施工を依頼することが多く、その際に中間マージンが発生します。
一方、自社で調査から施工までを一貫して行う業者は、この中間マージンが発生しないため、費用を抑えられる可能性が高いです。
注意点:自社施工の業者の判断は、基本HPを見るか問い合わせるかになります。
なお弊社認定加盟業者様はすべて自社施工業者です。

方法4：DIYでできる予防策を実践する

方法: 市販の薬剤（エアゾール、塗布剤、ベイト剤など）を購入し、自分で施工します。
効果: 専門業者に依頼するよりも、材料費のみで済むため、費用を大幅に抑えられます。
注意点:
- 根本的な解決にはなりにくい: シロアリの巣は床下や地中にあるため、目に見える部分の対策では根本的な駆除は困難です。
- 被害拡大のリスク: 誤った薬剤選定や施工方法により、シロアリを別の場所に追いやり、被害が拡大する可能性があります。
- 安全性に不安: 薬剤の取り扱いに注意が必要で、専門知識がないと人体や環境に悪影響を及ぼすリスクがあります。
- 保証がない: 施工不良による再発や、その後の被害に対する保証は一切ありません。

方法5：床下環境改善と予防を同時に行う

方法: 床下の湿気対策（防湿シート、調湿剤、換気扇の設置など）も同時に検討します。
効果: 湿気対策は、シロアリが住みにくい環境を作るため、シロアリ対策の効果を高め、再発防止に繋がります。
同じ業者にまとめて依頼することで、割引が適用されたり、手間や打ち合わせの手間が省けたりするメリットがあります。

方法6：時期を選ぶ

方法: 業者によって、比較的閑散期（春の羽アリ発生時期以外など）にキャンペーン価格を設定していることがあります。
効果: 通常よりも安価に施工してもらえる可能性があります。
注意点: 業者によっては、閑散期でも料金が変わらない場合もあります。事前に問い合わせてみましょう。

方法7：不要なオプションを断る勇気を持つ

方法: 見積書に記載されている「保証内容」や「アフターサービス」を詳しく確認し、不必要なオプション（高額な床下換気扇の設置など）を外せないか業者と相談します。
効果: 費用を抑えながら、本当に必要なサービスだけを受けることができます。
注意点: 無理にオプションを外すと、保証対象外となる場合もあります。
契約内容はしっかりと理解し、納得した上で判断しましょう。

【必読】費用を抑える上で知っておくべき3つのリスク

リスク1：安すぎる見積もりの裏側に潜む「手抜き工事」

安すぎる見積もりには、必ず裏があります。
相場をはるかに下回る価格を提示する業者は、人件費や薬剤費を削り、手抜き工事を行う可能性が高いです。
薬剤を規定量より少なく使ったり、施工範囲を狭めたりすることで、一時的に費用を安く見せますが、これではシロアリは根絶されず、数ヶ月後には再発するリスクが高まります。

リスク2：安易なDIYが招くシロアリ被害の拡大

DIYでのシロアリ駆除は、かえって被害を拡大させてしまうリスクを伴います。
市販の薬剤は巣の根絶が難しく、中途半端な処理をすると、シロアリが驚いて建物のより奥深くに分散してしまうことがあります。
これにより、被害範囲が広がり、後のプロによる駆除も困難になり、最終的に高額な費用が発生することになります。