シロアリ対策のメリット・デメリット!納得の費用対効果

「シロアリ対策は本当に必要?」
自宅のメンテナンスについて考えたとき、この疑問を抱く方は少なくありません。
もちろんやったほうが良いかやらなくて良いかと言えば、そりゃやったほうが良いんだろうとは考えるでしょう。
ですが、シロアリ対策は床下という目に見えない箇所であり、また必要性についてなかなか浸透していないのも事実です。
目に見えないリスクだからこそ、その「必要性」や「費用」について、漠然とした不安を抱えている方も少なくないでしょう。
だからこそ!
具体的な対策の必要性や費用、メリット・デメリットをしっかり比較して、納得した上で決断したい。
そんなあなたへ、この記事がお答えします。
この記事では、シロアリ対策を行うべきか迷っているあなたが、自信を持って最善の決断を下せるよう、
6つのメリットと4つのデメリットを明確にし、長期的な視点での費用対効果を徹底解説します。
結論
木材がどれほど弱くなってしまうかが良くわかります。
特にからの被害実態や、被害材のモロさは必見。
公益社団法人 日本しろあり対策協会が制作した4分動画です。
木材がどれほど弱くなってしまうかが良くわかります。
特にからの被害実態や、被害材のモロさは必見。
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シロアリ対策の6つのメリット
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住宅の寿命が延び、資産価値が維持される
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地震に対する安全性が高まる
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将来の高額な修繕費用を回避できる
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カビや湿気のリスクも軽減される
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リフォームや増改築がスムーズになる
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精神的な安心感が得られる
シロアリ対策の4つのデメリット
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初期費用が発生する
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施工時の手間や一時的な制約がある
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薬剤への懸念がある:
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効果の持続期間に限りがある
シロアリ対策、本当に「やるべきか」迷っていませんか?
そもそもなぜシロアリ対策は必要なのか?
「シロアリ対策は本当に必要なの?」そう疑問に思う方もいるかもしれません。
シロアリは目に見えない場所で静かに活動し、土台や柱など建物の主要な構造材を内部から蝕みます。
外からは気づきにくく、被害が進行すると住宅の強度や耐震性を著しく低下させてしまいます。
日本の高温多湿な気候はシロアリにとって好条件。
どんな家でも被害に遭う可能性があり、放置すれば住宅の寿命を縮めてしまうのです。
シロアリ被害を受けたらどうなるのか?
もし自宅がシロアリ被害に遭ってしまったら、深刻な影響が起こります。
まず、建物の強度が低下し、地震時に倒壊リスクが高まるなど、家族の安全が脅かされます。
次に、莫大な修繕費用が発生する可能性があります。
初期段階の予防費用を惜しんだために、後から数百万円規模の工事が必要になることも珍しくありません。
さらに、シロアリ被害は住宅の資産価値を大きく低下させます。
これらの被害は気づいてからでは手遅れになることが多いため、早期の対策が非常に重要です。
シロアリ対策の6つの「メリット」

メリット1:住宅の寿命を延ばし、資産価値を維持する
シロアリ対策を行う最大のメリットは、
何よりも大切な住宅の寿命を延ばし、その資産価値を維持できる点です。
シロアリは木材を食害し、建物の耐久性を著しく低下させます。
対策を講じることで、構造体を健全に保ち、住宅を長持ちさせることができます。
将来的に売却する際にも有利に働き、高評価に繋がりやすいです。
メリット2:地震に対する安全性が高まる
地震が多い日本において、住宅の耐震性は極めて重要です。
シロアリ被害を受けた建物は、柱や土台といった主要構造部分が脆くなるため、地震の揺れに非常に弱くなります。
国土交通省によると、阪神淡路大震災の際、倒壊した建物の8割以上がシロアリ被害を受けてたという調査結果があります。
対策をすることで、構造的な強度を維持・向上させ、地震時の倒壊リスクを大幅に低減することができます。
家族の命を守ることに直結する、最も重要なメリットの一つです。
メリット3:将来の高額な修繕費用を回避できる
シロアリ被害が進行し、建物の構造材が大きく損傷してしまった場合、その修繕には膨大な費用がかかります。
例えば、床下の土台交換や壁の内部補修など、大規模な工事が必要になることも少なくありません。
シロアリ対策は、
初期の予防や早期駆除にかかる費用を抑えることで、将来発生しうる数倍、あるいはそれ以上の高額な修繕費用を未然に防ぐための賢い先行投資と言えます。
メリット4:カビや湿気のリスクも軽減される
シロアリ対策には、床下環境の改善も含まれることが多いです。
床下の湿気はシロアリが好む環境であると同時に、カビの発生や木材の腐朽の原因にもなります。
適切なシロアリ対策では、換気の改善や防湿シートの設置など、湿気対策も同時に行われることがあります。
これにより、シロアリだけでなく、カビや腐朽菌の発生も抑制され、より健康的な住環境を保つことができます。
メリット5:リフォームや増改築がスムーズになる
将来的に自宅のリフォームや増改築を計画する際、事前にシロアリ対策が施されている、または被害がないことが分かっていれば、工事が非常にスムーズに進みます。
もしシロアリ被害が見つかれば、リフォーム工事の前に駆除や補修が必要となり、余計な費用や工期の遅延が発生する可能性があります。
事前にシロアリ対策を行っておくことで、
計画通りのリフォームが実現しやすくなり、ストレスなく住まいをリフレッシュできます。
メリット6:精神的な安心感が得られる
シロアリは目に見えない場所で活動するため、「もしかしたら、うちの家にもいるのでは…」という漠然とした不安を抱えている方も多いでしょう。
シロアリ対策をきちんと行うことで、こうした見えない不安から解放され、「大切な家がシロアリから守られている」という確かな安心感を得ることができます。
家族が安心して暮らせる住まいであるという心のゆとりは、何物にも代えがたい大きなメリットと言えるでしょう。
シロアリ対策の4つ「デメリット」

デメリット1:初期費用が発生する
シロアリ対策を行う上で、最も多くの人が懸念するのが「費用」でしょう。
予防であれ駆除であれ、プロの業者に依頼する場合は、初期費用が発生します。
この費用は、住宅の規模、被害の有無や程度、採用する施工方法、使用する薬剤などによって大きく変動します。
特に、既に被害が進行していて駆除が必要な場合は、予防よりも費用が高くなり、これが対策をためらう主な理由となることが少なくありません。
なおシロアリ被害が出ていない状態でシロアリ対策・予防の相場費用は、
10万円前後~20万円ほどです。
(一軒家30~40坪、総二階、床下点検口あり)
弊社にお問い合わせ頂く方の多くが40万~50万円を想定されていますが、実際にはこのくらいの費用が相場です。
デメリット2:施工時の手間や一時的な制約がある
シロアリ対策の施工時には、ある程度の「手間」や「制約」が生じる可能性があります。
薬剤散布を伴うバリア工法の場合、床下だけでなく、状況によっては壁への穴開けや、室内の家具を移動させる必要がある場合もあります。
また、薬剤特有の臭いが一時的に発生したり、作業中の音がしたりすることもあります。
ベイト工法の場合も、屋外にステーションを設置し、定期的な点検作業が必要となるため、そのためのスペースや時間が必要となります。
これらの制約が、生活に一時的な影響を与える可能性があります。
デメリット3:薬剤への懸念がある
シロアリ駆除には薬剤が使用されることが多いため、その安全性について懸念を抱く方もいるかもしれません。
特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では、健康への影響を心配されるのは当然です。
過去には強い薬剤が使われていた時代もありましたが、近年では、人体や環境への安全性が高く配慮された薬剤が主流となっています。
しかし、それでも薬剤アレルギーを持つ方や、化学物質過敏症の方にとっては、少なからず不安要素となり得ます。
業者選びの際には、使用する薬剤の種類や安全性についてしっかりと確認し、説明を求めることが重要です。
デメリット4:効果の持続期間に限りがある
シロアリ対策は、一度行えば永久に効果が続くものではありません。
特に薬剤による予防効果は、一般的に5年間とされています。
この期間が過ぎると、薬剤の効果が薄れるため、再度施工を行う必要があります。
そのため、シロアリ対策は単発の費用ではなく、定期的に発生するランニングコストとして捉える必要があります。
この点を知らないと「また費用がかかるのか」と不満を感じる原因となるかもしれません。
納得の費用対効果:長期的な視点で考えるシロアリ対策
予防費用と駆除・補修費用を比較する
小さな出費で大きな被害を防ぐ
シロアリ対策の費用対効果で重要なのは、予防費用と駆除・補修費用の比較です。
被害がない段階での予防費用
10万円前後~20万円ほどです。
(一軒家30~40坪、総二階、床下点検口あり)
これは将来の大きな被害を防ぐ「保険料」のようなものです。
この金額に対し、駆除・補修費用はどれくらいでしょうか?
放置による損失は想像以上
シロアリ被害を放置すると、修繕費用は数百万円に達することも珍しくありません。
シロアリは湿気の多いところを好み、水回りに被害を受けるとリフォームが必要になり、200~300万かかることも。
加えて
構造材の深刻なダメージは、経済的損失だけでなく、地震時の倒壊リスクを高めるなど、かけがえのないものを失う危険も伴います。
放置は最も不合理で危険な選択です。
住宅の資産価値維持とリスク回避の経済的メリット
シロアリ対策が住宅評価に与える影響
シロアリ対策は、住宅の資産価値に直接影響します。
対策済みであれば、将来の売却時に評価が高まり、有利な条件での取引に繋がります。
逆に被害があれば、売却自体が困難になることもあります。
未然に防ぐことの経済的合理性
シロアリ対策は、被害発生後の高額な駆除・修繕費用を避けるための経済的に合理的な投資です。
未然にリスクを防ぐことで、予期せぬ出費を抑え、長期的な住宅の維持管理コストを最小限にできます。
これは賢い戸建てオーナーにとって避けて通れない投資と言えるでしょう。
シロアリ対策の正しい選び方:失敗しないために
DIYとプロの比較:メリット・デメリットを再確認
シロアリ対策を検討する際、「自分でやるか、プロに頼むか」は多くの人が悩む点です。
費用を抑えたい気持ちはよく理解できますが、それぞれの方法が持つメリットとデメリットを正しく理解し、ご自身の状況に合った賢い選択をすることが、失敗しないための鍵となります。
自分でやる方法の限界とリスク
DIYは初期費用を抑えられますが、その効果と持続性は限定的です。
シロアリの種類特定や巣の根絶は非常に困難。
誤った対策はシロアリを分散させ、被害を拡大させるリスクがあります。
また、薬剤使用の知識不足は健康被害につながる可能性も。目に見えない被害の進行に気づきにくいのが最大の落とし穴です。
プロに依頼する際の確実性と安心感
プロの業者は専門知識と最新技術で正確に診断し、巣の根絶を目的とした確実な施工を行います。
安全な薬剤選定と適切な使用で、再発リスクを大幅に低減。
多くの業者では数年間の保証もつき、万が一の再発時も安心です。費用はかかりますが、確実な解決と長期的な安心感が得られます。
まとめ:賢い選択で安心の住まいを
シロアリ対策のメリット
シロアリ対策は、単なる害虫駆除ではありません。
その最大のメリットは、住宅の寿命を延ばし、資産価値を維持できる点です。
シロアリ被害による構造の劣化を防ぐことで、地震に対する安全性も高まり、家族の命を守ることに繋がります。
また、将来発生しうる高額な修繕費用を未然に回避できる経済的メリットは非常に大きく、精神的な安心感も得られます。
湿気やカビのリスク軽減、リフォームのしやすさといった副次的な恩恵もあります。
シロアリ対策のデメリット
一方で、シロアリ対策にはいくつかのデメリットも存在します。
まず、初期費用が発生します。また、施工時には一時的に家具の移動などの手間が生じたり、薬剤を使用する場合は安全性への懸念を感じる方もいるかもしれません。
効果の持続期間に限りがあり、定期的な再施工が必要になる点も、デメリットとして考慮すべきでしょう。
長期的な視点での合理的な判断が未来を守る
目先のデメリット、特に初期費用にとらわれず、シロアリ対策を長期的な視点で捉えることが、最も合理的な判断です。
予防や早期駆除にかかる費用は、被害が進行してからの莫大な修繕費用と比べれば、はるかに経済的です。
これは、住宅という大切な資産を守り、その価値を維持するための賢い投資と言えるでしょう。
シロアリ対策は、あなたの未来の安心を守るための、不可欠なステップなのです。
今すぐ行動を!安全な暮らしへの第一歩を踏み出そう
「うちは大丈夫」という漠然とした安心感は、見えない敵シロアリにとって最大の好機です。
迷いを「納得」に変え、今すぐ行動を起こしましょう。
まずは専門店による現地調査を活用し、自宅の状況を正確に把握することから始めてください。
シロアリ対策パートナーズでは、厳しい審査や、独自の施工基準、経営状況のチェックなどをクリアした優良企業をお客様にご紹介することで、「後悔しないシロアリ対策の業者選び」をサポートしています。
適切なシロアリ対策で、大切な家と家族を守り、安心して快適な暮らしを長く続けていきましょう。